袖丈については割と気に掛ける方がいらっしゃるようで、ご相談内容でも多いのですよね。ここ最近の既製服は、袖丈が長めになってきているのでしょうか。
1~3cm程度の袖丈詰めのご依頼が多くなっています。

自分もそうなのですが、 標準より腕が長い方は既製服を肩幅に合わせると袖が短い。。。かと言って、裄丈の合うサイズは肩の位置がずれて身幅がだぼだぼになると。
腕が短めの方は肩幅が合っても袖が余ってしまうのですねぇ。。。余る分は丈詰めが出来るので、よほどデザインに支障が出ない限りなんとか出来るのが救いです。

そういう事情もあって最近の既製服は袖丈が長くなってるのかなぁ? 
それに、最近の若者(とか言ってしまうと気恥ずかしいのですが)は細身で手足が長い体型の方が多くなってきている気がしますし、そんな事も関係してくるのでしょうかねぇ?

デザインの流行とは別に、こんなスタイルの変化もあったりして服飾史も奥深く面白いものです。
ずいぶん時代が飛びますがスタイルの変化というと、戦国時代と鎌倉時代では体格が違って鎧のサイズがけっこう違うとか、弥生人と縄文人は身長がけっこう違うとか、そんな話もどこかで見たことがあるような。。。
後世で、「昭和時代と平成時代では体格に差があった」なんて文献に書かれたりしたら面白いですね~。